解剖学者の養老孟子さんがある日、東大病院の顔見知りのお医者さんに診てもらいました。
「胃が悪いそうですね」と聞かれて、「ええ」と答えると、お医者さんは病院の地図をくれました。
矢印に従って行くと、トイレでおしっこをとられて、次は血液検査で血を摂られました。
次がレントゲンで、それから胃カメラです。
胃が悪いと余計なことを言ったために、薬を飲まされて注射をされてゲエゲエ言いながら胃カメラ
を飲むのです。
検査が終わったら、すでに午後になっていて、養老孟子さんがつぶやきました。
「丈夫じゃなければ病院なんかこれないな」。
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