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2024年03月19日13/ 時52分の記事
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2010年01月23日13/ 時10分の記事
胃がんの末期患者とその家族 7
Kさんの奥さんからお金が大変だから、毎日病院に来るのを週3回にしてほしいと言われた時に、
Kさんに、K家や会社はお金が大変なんですかと聞きました。するとKさんは、

「そんなことないよ。僕はこの前まで会社の経理を手伝っていたし、会社がいくらお金があるかも
知っているしな。娘のS子の給料も知っているしな。正月には取引先の銀行の頭取から直接年賀状
が来るんだよ。お金が大変なんてあるわけないよ。」

Kさんの奥さんと娘さんは、最初に交通費を払う約束でしたが、払ってもらったのは1日分だけです。
遠隔気功も頼まれて行いましたが、それは1円も支払ってもらえませんでした。

契約書がないのでそれまでですが、Kさんは無念だったと思います・・・・。

その年の6月に贈り物が宅急便で来ました。
ビールの詰め合わせです。
送り先を見るとKさんの娘さんの名前でした。

もちろん受け取りを拒否しました。

ビールの詰め合わせで、今までの事をチャラにしようなんて舐められたもんです(笑)。

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2010年01月19日14/ 時43分の記事
胃がんの末期患者とその家族 6
娘 「先生、私の父の状態はどうですか?」

私 「ええ、かなり回復して一時期はどうなるかと思いましたが、あと3ヶ月もすれば退院できると
        思います。」

娘 「そうですか。先生急で悪いのですが、明日から病院には来ないでくれますか。」

私 「え!あなたのお父さんは生きるか死ぬかの状態から回復しているんですよ、病院に来なく
       ていいと言いうのは誰が言っているんですか?」

娘 「先生には週3日分の治療代しかこちらはお支払いしていないのに、毎日きて頂いているので
       先生には悪いですから、明日からは来なくていいです!それに入院代とか私も大変ですから。」

私 「お金が大変ならば、明日からの治療代はいりませんよ。私はあなたのお父さんと約束したんです!
   必ず治して退院させるからと!」

娘 「それでは、なおさら先生に悪いので、そのお言葉だけで十分です。」

私 「治療代をもらわないからといって、私に対して悪いなんて思わなくてもいいですよ。私はそういう
       生き方も 自分の生き様ですから。」

娘 「先生の生き様なんか私にか関係ありません!これは父も納得していますし、私達家族のことで
      すので。だから先生も納得して下さい。」

私 「そしたら、あなたのお父さんと直接話して決めますので、明日病院でお父さんに伺います。」

娘 「いい加減にしてくれますか!いちいち、私達家族のことに立ち入らないでくれますか!いいです
   か!明日からは二度と病院には来ないで下さい!お見舞いもいりませんから!」 

私が病院に行ったら警察を呼ぶでしょう。それほどの口調でした。
私は諦めるしかありませんでした・・・。

この電話のあと、私は悲しくて涙が止まりませんでした・・・。

kさんはそれからしばらくして亡くなりました・・・。

続く・・・         

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2010年01月17日18/ 時51分の記事
末期がん患者とその家族 5
二日後に病室にKさんの奥さんが入ってきました。

相変わらず無愛想です。

私は、一昨日、蜂針療法研究会会長からの電話の経緯を問いました。

「Kさんの治療を止めさせろと言うのは、どういう意味ですか!」

Kさんの奥さんは、あさっての方を向いて、

「知りません!そんなこと言った覚えはありません!」

人をバカにした口調で言います。

するとKさんが、

「知らないとは何だ!知らないはずはないだろう!」

と、怒鳴ったあとに、涙を流して泣きます。

「先生、こいつらな・・・、先生・・・、こいつらな・・・僕のこと死んでほしいと思っているんじゃ・・・」

私はkさんに、

「たとえ、治療代がもらえなくても、明日からも毎日来ますから。」

kさんは、泣きながら、「頼むよ」と言い握手して私は病室を出ました。

その日の夕方に、Kさんの娘さんから電話が来ました・・・・。

続く・・・・


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2010年01月14日18/ 時59分の記事
胃がんの末期患者とその家族 4
夜10時過ぎの電話は、日本蜂針療法研究会会長の福田先生です。

「群馬の福田ですが、じつはKさんの家族の方から苦情がきてまして、治療をやめて
 ほしいのに毎日病院に来て治療しているので困っているという連絡がはいっています。」

私は今までの経緯を伝え、蜂針療法研究会にご迷惑になるならば退会すると伝えました。

あと、この非情な母娘は私が蜂針療法を病室で行っていることを、病院側に知れたので
病院側からも治療をやめるよう言われていると、真っ赤なうそを言っています。

福田会長には、Kさんの病室は個室なので、蜂針療法を行う時はドアを閉めているので、
今まで誰にも見られてはいないことを伝えました。

すると、福田会長は、

「依頼はKさんであって家族の方ではないので、kさんのために蜂針をしてあげてください。
 もしも、病院側から何らかのクレームがあっても、Kさん自身の依頼ですから問題は
 ありません。それでも病院側から蜂針療法をやめるように言ってきたら、蜂針療法研究会
 が相手になります。」

なんと!心強いお言葉でしょうか!感激です。

続く・・・・


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2010年01月13日18/ 時03分の記事
胃がんの末期患者とその家族 3
Kさんの容態は日を追うごとに良くなっています。

担当医に今日明日の命と言われたのが、プリンを食べられるようになりました。

Kさんはヘルパーの女性に身体を拭かれる時には、雑談が廊下にいても聞こえるぐらいです(笑)。

この状態だとあと3ヶ月もすれば退院できるかもしれません。

kさんと私はお互いに喜んでいました。

ある日の夜10時過ぎに電話が鳴りました。

「こんな時間に誰からの電話かな?」

受話器をとると、日本蜂針療法研究会の会長である、福田先生から電話です・・・・。

続く・・・
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2010年01月12日13/ 時02分の記事
胃がんの末期患者とその家族 2 
Kさんの家族は奥さんと、娘さんの3人家族です。

Kさんは電気工事の会社を設立し、バブルの時代に会社を大きくしたそうです。

現在は引退し、娘さんが2代目の社長になり会社を運営していました。

Kさんの入院代や私への治療代はその娘さんが支払っていました。

Kさんの状態はあまり良くはならず、私も最初のうちはもう回復しないんじゃないかと思っていました。

ある日、Kさんの奥さんから電話があり毎日の治療を週3回にして欲しいとの連絡がありました。

Kさんは毎日来て欲しいと言うので、私は週3回の治療代で毎日病院に行きました。

私はKさんに、蜂針療法、気功、それと易を立てて自分で病気回復のお札を作り病室に貼りました。
夜はKさんに対して遠隔療法もしていました。

毎日の治療のお陰か、Kさんの容態が回復して一時期の危ない状態乗り越えました。

Kさんが少しずつ回復しはじめたら、Kさんの奥さんや娘さんの対応がおかしくなってきました。

奥さんはあまり病院にも来なくなり、たまに病院で顔を会わすと私に口をきいてくれません。

あきらかに不機嫌です。

娘さんにKさんの状態を携帯で報告すると、

「いちいち、父の報告はしないでくれますか!父のことは私の母に伝えて下さい!」

それまでは、週3回のお金で毎日治療する私には感謝していた母娘の態度が急に変わっています・・・・。

続く・・・・
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2010年01月09日23/ 時49分の記事
胃がんの末期患者とその家族 1
一昨年の今頃は、ある胃がんの末期の患者さん、Kさんを治療していました。

病院に入院していて、私はその病院に出張で治療を行っていました。

Kさんの状態は悪く、お医者さんには今日明日の命だと宣告されていました。

家族や社員の方が交代で病院で寝泊りしています。

Kさんは一切の治療を拒否し、点滴だけを要望しました。

あとは、私の気功と蜂針療法です。

もちろん、病院側には内緒で治療を行っていました。

続く・・・・


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