二日後に病室にKさんの奥さんが入ってきました。
相変わらず無愛想です。
私は、一昨日、蜂針療法研究会会長からの電話の経緯を問いました。
「Kさんの治療を止めさせろと言うのは、どういう意味ですか!」
Kさんの奥さんは、あさっての方を向いて、
「知りません!そんなこと言った覚えはありません!」
人をバカにした口調で言います。
するとKさんが、
「知らないとは何だ!知らないはずはないだろう!」
と、怒鳴ったあとに、涙を流して泣きます。
「先生、こいつらな・・・、先生・・・、こいつらな・・・僕のこと死んでほしいと思っているんじゃ・・・」
私はkさんに、
「たとえ、治療代がもらえなくても、明日からも毎日来ますから。」
kさんは、泣きながら、「頼むよ」と言い握手して私は病室を出ました。
その日の夕方に、Kさんの娘さんから電話が来ました・・・・。
続く・・・・
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