1年前の震災では、治療室は物がすべて落ちて、メチャメチャでした。
机の上の水槽からは水が飛び出して、引き出しの中は水浸しになるし、1階では数個の花瓶
が落ちて割れて、方付けの時に指を切って血がしばらく止まりませんでした。
私は地震の時は、なぜか慌てることはありませんでした。
大きな揺れのなか、どうしようもないので諦めていたのです。
古い木造の家なので、「このまま崩れて家の下敷きになって死ぬのかな・・・」
私は運命論者ですので、これも運命だと思い、妙に落ち着いていました。
震災では2万人近い人が亡くなりました。
同じ日に、これだけ多くの人々が亡くなるなんて、私は運命を超えていると思います。
たとえすぐれた占い師や霊能者でも、亡くなった2万人の人々を1人ずつを鑑定したとしても、
その全員の方々が3月11日に亡くなるとは判断できないでしょう。
人間は、自然の一部だと、まざまざと思い知らされた日でした。
震災によって亡くなられた方々の、ご冥福を心よりお祈り申し上げます・・・。
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