1998年では生活習慣を見直しても160/95以上、高齢者では常時170から180以上。
2000年では140/90以上で高血圧症「患者」とし、130/85未満を目標に降圧剤を使用する、と決めました。下がりすぎへの注意がいっさいなく、上の血圧が100を切るまで降圧剤をやめてはいけないと言う医師さえいます。
2009年では年齢に区別なく同じ基準、140/90未満を目標。その結果、降圧治療の対象者は1800万人から5000万人へと増加した。
降圧剤の医療品費の増加は、1990年から1999年にかけて、年間3000億円から4700億円程度。
ところが1999年から2005年までの6年間では、9400億円と2倍に増加。
2008年には、1・1兆円となった。
なぜガイドラインの基準値は改訂のたびに厳しくなっていくのでしょうか。
ここにも学会が基準をつくり、病気をつくり、患者を増やしている構造があります。
参考文献 「命を脅かす医学常識」 浜 六郎 著 医師
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