「利益相反」という言葉をご存知でしょうか。
簡単にいえば、医師・研究者と製薬会社との癒着のことだ。
医師、研究者の利益と(患者や公益のために尽くすという医師らの)公的立場の責務とは衝突
することを意味する。
たとえば、ある研究者が企業と産学協同で新薬を完成させたが、治験の過程で新薬に副作用
があることがわかったとする。
だが副作用を明らかにすると企業から研究費をもらえなくなる恐れがある。
そこで研究者は副作用を隠した・・・・
薬の副作用を公表するのは公共の利益を守るために必要なことだが、研究者は自分と企業の
利益を優先したのである。
このように医師、研究者の個人的利益と公的責務とが相反することを利益相反という。
続く・・
「命を脅かす!健康診断の恐怖」 別冊宝島編集部 編 より
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