日本では会社での定期健康診断に加え、人間ドッグ、がん検診など、バリエーション豊かな
健診・検診システムが用意されている。
検査のおかげで、早期に病気を発見できたという経験がある人もいるだろう。
しかし、考えてみてほしい。
まったく自覚症状がなく健康体であるのに健康診断で「異常あり」と言われたことはないだろうか。
CT検査を受ける際、「被ばく量」を医者から説明されたことが1度でもあるだろうか。
「メタボ」だと言われ薬を処方されたことはないだろうか。
定期的に「病気でもない人間が病院に行く」というのは、世界を見渡しても日本独特の「奇習」だと
いうことを知っているだろうか。
中略
もちろんこの本は、健康診断や検診を受診しないことを奨励しているわけでは、決してはない。
受けるか、受けないか、それはあなた自身の裁量で判断してほしい。
「命を脅かす!健康診断の恐怖」 別冊宝島編集部 編 より
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