検診でおなじみの検査項目の「血圧」。
よく取り沙汰されるのは「低血圧」より「高血圧」のほうで、脳梗塞や脳内出血、くも膜下出血の
原因とされています。
しかし、血圧に関する話は「常識のウソの宝庫」なのです。
まず、血圧の異常値に基準である「診断基準」(最高130mmHg/最低85mmHg)にスポットを
当ててみましょう。
1987年に厚生省(当時)が示した基準を「日本高血圧学界」が2000年、04年と下げています。
(最高180mmHG/最低100mmHG が140/90になり、さらに130/85と基準値が厳しくなっています)
#65歳以上の場合
そもそも「基準値」に変更は「アリ」なのでしょうか。
「日本高血圧学界」は、「これらの改定を裏つける科学的根拠は乏しく、欧米の基準に追従するため
の改定」だとしています。
しかし、海外の基準とて、完全なものではありません。
大櫛陽一 東海大学医学部教授
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